【三浦あずさ・二人だけのコンサート】


 東京ドームのコンサートもいよいよファイナル。最後の一曲となった。この1年間、俺はアイドルの卵だった
あずささんと一緒に、嬉しい時も悲しい時も……そして、楽しい時も辛い時も全力で駆け抜けてきた。
それもあと1曲で終わりを告げる。あずささんは歌手としてこの1年で飛躍的な成長をし、今や立派な
アイドルとなった。
 このコンサートが終了すると、あずささんは俺の手を離れて別の有名なプロデューサーと活動を続けて
いく事になる。寂しい気もするが、ここまで立派なアイドルとなったあずささんを、さらに上へとランクアップ
させるには、正直俺では力不足だと自分でも思う。

「皆さん、今日は私のコンサートに来て頂いて本当に有難うございました。次が今日、最後の曲です。
この曲は私にとってとても……とっても、思い出深い曲です。この曲を今日来ていただいた皆さんに……
そして、この曲でお別れをしなければならない人に、思いを込めて歌いたいです。曲は……9:02pm……
聴いて下さい」
 その何気ない言葉を聞いて、俺は胸がどきっとした。

《この曲でお別れをしなければならない人に、思いを込めて歌いたいです》

 あずささんのファンにとってみれば、コンサートが終わって帰ってしまう自分達へと考えるだろう。
だが、俺には分かった。あずささんはこの曲を俺にと、今日で三浦あずさのプロデューサーを終える俺に
歌ってくれるというのだ。俺の心に熱く込み上げるものがあった。
 曲が静かに流れ始め、スローテンポなリズムが刻まれる。あずささんはその一言一言をゆっくりと、
語りかけるように歌っていく。ファンもその歌声を噛み締めるように聞き入っていた。俺はぎゅっと拳を
握り締めて、最後の一節までその曲を受け止めていた。

 コンサートは大成功に終わり、全ての曲目が終了した。それは同時に俺のあずささんのプロデュースの
終了を意味する。俺はこれ程辛い1日を人生の中で過ごした事が無かった。何故なら、それは同時に俺の
あずささんへの思いも、今日で断ち切らなければならない日でもあったからだ。だが、そんな思いなど、
駆け出しのプロデューサーの俺にとっては、絶対に表には出してはいけない事だった。あずささんは
これから、トップアイドルへとなっていく765プロの看板スターなのだから。
 俺はお別れを言いに、あずささんの元へと向かう。あずささんはコンサートが終わったら、二人きりで
会いたいと言っていた。俺は重い足取りでその場所である近くの公園へと向かった。

「プロデューサーさん、遅いです〜。遅れちゃだめですよ。ふふっ、今日はいつもと立場が逆ですね〜」
「あずささん、お疲れ様。今日のコンサート、大成功でしたよ」
「たくさんのファンの人が来てくれて、大成功です。これもプロデューサーさんのお陰ですね〜」
「褒めたって何も出ませんよ」
「残念……パフェおごって貰おうと思っていたんですけど〜」
「パフェなんか食べたら、追加レッスンでカロリーを燃焼してもらいます」
「……ひどいです〜。私、コンサート終わったばかりでへとへと……」
「トップアイドルへの道は険しいんです」
「分かりました〜。プロデューサーさん。険しいんですね〜。頑張ります〜。……ふふっ」
「ははは……」
 いつもと同じ会話。あずささんは1年前と全然変わっていない。トップアイドルになった今でも、
優しくてマイペースでそしてとても可愛い。

「ところであずささん、もうそろそろ打ち上げですよ。行かないと」
 俺は打ち上げ会場に向かおうと歩き出す。すると、俺の手をあずささんが掴んだ。
「……プロデューサーさん。覚えていますか。コンサートが始まる前の約束です」
 唐突にあずささんは切り出した。振り向くと、今までののほほんとしたあずささんとは別人の……とても
 真剣な顔をしたあずささんがそこにはいた。
「覚えていますよ。このままアイドル活動を続けるのか、それとも引退するのか。このコンサートが
終わったら結論を出すって話ですよね。ははっ、結論は出ているじゃないですか。見ました?あのドームに
来た満杯のファンを。これからあずささんはさらに上のランクのトップアイドルとして、有能な
プロデューサーに……」

<そんな事!聞いているんじゃないんです!プロデューサーさんは本当にそれでいいんですか!?>

 あずささんが怒鳴った。今まで、一度も聞いたことのないあずささんの声。それが何を意味しているのか、
 俺には分かった。でも、その事を俺の口から言うのは許されない。あずささんに俺は冷たく言いはなった。
「何がです?まさか俺がプロデューサーを降りたら、引退するなんていうんじゃないでしょうね。
あずささんはもう、その辺のアイドルじゃないんですよ。たくさんのファンを裏切る気ですか?そんな事、
平気でする人なんですか?もし、そうなら俺はあずささんを心底軽蔑しますよ!」
 それを聞いたあずささんの顔が歪む。俺はずるい男だ。ファンを引き合いに出されたらもうそれ以上
あずささんは何もいえない事位知っているのに。俺はその顔を見ていられなくて下を向いてしまった。
俺を掴んだ手が痛いくらいにぎゅっと握られている。

「わかりました。プロデューサーさんに私……嫌われたくないですから……」
 最後の方はもう聞き取れない位に小さな声で、あずささんは言った。あずささんを苦しめている……そう
考えるだけで俺の胸は張り裂けそうになった。
「……でも、最後にプロデューサーさんにお願いがあるんです……」
 暫らくの沈黙の後、あずささんは口を開く。それは予想外の言葉だった。
「最後に……最後にもう一度だけ……プロデューサーさんの為に……プロデューサーさんの為だけに
歌わさせて下さい」
 俺は何も言わず首を縦に1度だけ振った。言葉を発すれば、とんでもない事を言ってしまうかもしれない。
それほど、そこにいたあずささんは、可憐で儚くて美しかった。

「……では……私とプロデューサーさんの……共に歩んできた……思い出の日々の曲です。聴いて下さい」
 言葉に詰まりながら、あずささんは一言一言丁寧に言い、そして俺に頭を下げた。俺はゆっくりとした
拍手でそれに応える。

<……9:02pm……聴いて……下さい>

 あずささんと俺のたった二人だけのコンサートが始まった。そこには豪華な照明も音響設備も何もない。
街灯の下で俺の手拍子だけのコンサート。でも、それで充分だった。俺とあずささんだけの二人だけの空間が
そこにはあった。あずささんの長い髪が揺れる。ほのかな街灯の下でくるくると舞いながら、あずささんが
口ずさむ。それは今まで聞いた9:02pmの中でも一番の出来だった。

【逢いたい……メールも……携帯も……鳴らない……tears……泣い…て……る……】

「あずさ……さん……」
 途中で歌が途切れる。その歌詞はあずささんには、辛いものだった。目の前にはぽろぽろと止め処なく
流れる涙を堪えきれないあずささんがいた。その涙を見た時、今まで俺の心の中で頑なに表に出さないように
していた気持ちが溢れ出てくる。
「あずさ……」
 俺の目からも涙が溢れ出ていた。好きだ……愛してる……。今まで何回、心の中で叫んだろう。
でも、言えなかった。それはプロデューサーである俺には許されなかったから。でも、もう我慢が
できなかった。大好きなあずささんをこんなにも苦しめている自分。あずささんの気持ちを知っていながら、
それを無視していた自分がもう許せなかった。

「……愛してるよ、あずさ……」

 その言葉をどれほど言いたかっただろう。恋愛に臆病で常に避けていたあずささん。それは過去に負った
傷が余りにも大きかったから。俺はあずささんを気遣い、その言葉を封印してきた。だが、それは
杞憂だった。俺の胸の中にあずささんは飛び込んで来てくれていた。1年という二人で紡いだ長い時間が、
あずささんの中の心の傷をゆっくりと癒していたのだ。
「私も……好きです」
 俺の中で何かが弾けた。あずささんさえ側に居れば、他に何もいらない。プロデューサーとしては失格かも
知れないが、俺にはその時、世界で1番あずささんが手に入れたいものだった。

 あずささんと俺は口づけをしていた。触れ合うだけの軽いくちづけ。
「ふぁっ、……ん、んっん……ん、……あ……」
 それでもあずささんは耳まで真っ赤にしながら反応してくれた。そういう仕草が本当に可愛い。
「これで2度目ですね。でも、前のキスとは違う……きゃっ、私……何言っているんでしょう」
 悲しい涙が嬉しい涙に変わっていく。あずささんは俺の気持ちに気が付いていたのだろうか。段々と
いつものあずささんが戻ってくる。あずささんと俺は以前1度だけキスをした事があった。だが、それは人を
騙すための偽りのキス。今度のは正真正銘、お互いの気持ちを確かめる為のキスだ。

「んんっ……はっ、あぁっ、んっ、ん!うっ、んんん……はぁ……ん」
 3度目のキスはお互いに求め合うキス。ほのかな香水の匂いが鼻孔をくすぐり、口内に流れ込む甘い唾液が
あずささんと俺の間を行き来する。唇を離せば、お互いの間に一筋の線が描かれる。いつしか俺たちは
互いの舌を絡め合い、お互いにその行為に没頭していた。

「んっ……大人キスですね。あずささん」
「そう……ですよ。子供さんにはできない、高等テクニックな……ふぅ……キスです〜」
「自分だって初めてなくせに」
「にゃっ……私より年下のあなたがそんな事言っちゃいけません〜」
「大人ぶってもダメです。恋のレッスンは初めてなんですから、初級コースからです」
「……はい。レッスンよろしくお願いします〜。プロデューサーさん」
 あずささんはこういう所で素直でノリがいいからとっても可愛い。もう、あずささんを苛めたくて仕方が
なくなった。
「じゃあ、あずささんの体で一番気持ちのいい所を探す訓練です」
「それはNGですよ〜。プロデューサーさん」
「ダメです。これは初級なんですからサボりは許さないです」

 そう言うと、あずささんの豊満な胸にTシャツの上からタッチする。コンサートを終えたばかりの
あずささんは、Tシャツにジーンズというラフな格好だ。大きな胸がシャツの上からも充分に堪能できる。
柔らかな乳房は手で余るほどの大きさで、下から握ると指の間から乳房がこぼれてふっくらと柔らかい。
「ふあぁぁぁぁん、だめです。あっ……あぁっ、……んん〜」
 大きなあずささんの乳房を堪能していると、甘い声があずささんから漏れてくる。どうやら胸は感じ
やすいところらしい。Tシャツから透けているブラジャーの中央部分を、人差し指で円を描くように
少し強く刺激する。すると、目に見えてあずささんの反応が変わってきた。
「あっ、あっ、ああっ、そこ……だめです……ジンジンあれが痺れてきちゃいます」
「あれって何です?」
「言えないです。はっ……あぁ!だめぇ、そこ……そこは……」
 親指と人差し指でブラジャーの絹を摘まんだり引っ張ったりしてさらに刺激を強めていく。すると、
今までそこになかった膨らみが出てくる。今度はそれを指で弾いたり少し強くこすったりした。

「あぁあんっ、私の……乳首さん……ん、んっもうっ、苛めないでください」
「でも、それにしては先ほどから大きくなってきているみたいですけど」
「そんな事言っちゃだめぇ〜」
 ふるふると豊満な乳房が揺れた。俺は両手で同時に乳首を刺激する。あずささんの乳首がTシャツの
ブラジャーの上からもくっきりと立っているのがわかる。それに反応して俺の下半身も大きく膨らみ、
ズボンの上からもパンパンに膨張しているのが自分でも分かった。
「プロデューサーさんのも触らせてください」
 あずささんが両手を俺の股間に添える。誇張した膨らみにそって大事に包み込むように刺激してくる。
やたらと口が乾くのか盛んにその可愛らしい唇を舐めている。

「おっきい。プロデューサーさんのとっても大きいんですね」
 あずささんに上下に刺激されると我慢ができなくなってくる。もう、俺の下半身は限界まで膨張していた。
あずささんも既に目が潤んできている。
「あずささん、胸でやってくれないかな」
 俺がお願いするとあずささんはこくりと頷いてその場で膝をついた。俺が上からTシャツを脱がせると、
大きな胸の谷間がくっきりと見える。あずささんはズボンのジッパーを下ろすと、その中から俺のモノを
いとおしそうに取り出した。
「プロデューサーさん。ブラジャーを外してくださいね」
 大きな乳房とピンク色の乳首があった。大きな胸が解放されたかのようにつんと上を向いている。
あずささんの胸は大きくて、張りがあり形の良いおっぱいだった。

「プロデューサーさんのここ、白いのが少し出てますね」
 舌先でカウパー液を舐めてくれるあずささん。トップアイドルのあずささんにこんな事をして
もらえているというだけで俺の胸は高鳴った。
「ビクビクって脈打ってますよ。元気がいいんですね。でも、ちょっと苦しそうだから慰めますね」
 白い乳房の谷間にあずささんは俺のモノを挟んだ。そしてゆっくりと唇の中にカリの先を納めていく。
はむはむと唇と舌で刺激されるだけで俺はいきそうになる。
「あ、あずささん。ダメだ……よ。いきそうだ……」
 そんな俺の言葉がまるで耳に届いていないかのように、あずささんは丹念に茎の中ほどまで口の中を
出入りさせる。

《ちゅぽっ……ちゅぽ、ちゅっ……ちゅぽ、ちゅっぽ……くちゅ》

 脳に電流が走った。途端に射精感が湧き上がってくる。
「もう、我慢できないから……ちょっと、待っ……」
 ちらりとあずささんがこちらに目線を送った。そしてにっこりと微笑む。ちょっとほっとする俺。だが、
それは小悪魔的な微笑だと気付くのに時間はかからなかった。あずささんは大きな胸の外側から支えている
両手を、ぎゅっと押し込み胸を上下させてきた。胸の谷間から出入りしているカリの部分だけをソフト
クリームを舐めるかのようにぺろぺろと刺激してくる。

《ちゅっく、ちゅっぱ、ぴちゅ、ちゅちゅっ、ちゅぽ、ちゅっく……》
「うわっ、だめ……出っ!」
 次の瞬間、俺はあずささんに向かって放出していた。顔や胸に白濁のモノが大量に降り注ぐ。それを指で
すくってあずささんは舐めてくれた。
「いっぱい出ちゃいました。気持ちよかったですか〜。ふふっ」
 苛めるつもりが苛められている事に気がつく。俺自身の顔も恥ずかしさで紅潮していた。だけど、こちら
ばかりが気持ちよくしてもらっては、あずささんに申し訳ない。今、世界で1番のあずささんファンとして
それは許しがたい屈辱だった。

「あずささん、今度は俺に任せてくれ」
 そう言うと、俺はあずささんに立ってもらって背後に回り後ろから胸を刺激する。両手で胸を揉んで刺激し、
首筋のうなじを丹念に舐めていく。
「あずささんにも気持ちよくなってもらいたいから」
「あっ、ふっ……プロデューサーさん……おまかせ……んんっ!……します……ね」
 丹念にうなじや耳たぶを舐め、左手を胸の先端、右手を下腹部の周りを刺激する。
「さっきより……ああっ、激しいです。ふぁああん、だめぇ〜」
 あずささんの全身に珠の汗が浮かび、きらきらと街灯に映し出される。同時に下半身の茂みもじっとりと
湿り気を帯びてきて女性特有の匂いが鼻につく。
「はぁ、はぁ、はぁ、あっ!……あぁっ、プ、プロデューはぁああ!……感じ…はぁあん!」
 指先がふやける位既にそこは濡れていた。陰唇を充分に刺激し、上部の包皮をめくるとぷっくりとした
クリトリスが出てくる。俺はそこを指で円を描くように刺激する。

「だめぇ〜〜。そこ、だめですぅ〜〜。はぁぁぁあああ……はぁっ!はっ、はぁぁぁん、あぁぁあああああ!!!」
 あずささんは軽くいった様だった。大きく息をして、手は前にある木に寄りかかるように前屈の状態に
なっている。大きな乳房は重力に従うかのように下に大きく膨らみ、その存在感を示していた。丁度、馬飛びの
馬のような体勢になっている。その頃には俺の下半身も既に先ほどの大きさを取り戻し、あずささんに
挿入できる程に回復していた。そして、それを行なう前に俺はあずささんに意を決して話し始める。

「あずささん、俺決めた。俺、あずささんの夢を奪っても、ずっと一緒にあずささんと居たい。
それでもいいかい?」
「それって……それって、もしかして……」
「はい。あずささんと結婚したいです。それがあずささんのトップアイドルになる為の夢を奪う事になっても」
 びっくりした表情を浮かべると予想していた俺は、あずささんの柔和な笑みにちょっと予想が外れる。
「私と一緒に居てもつまらなくないですか」
「全く。世界中であずささんといる時が一番楽しくて……って、やっぱり迷惑かな俺なんかの駆け出し
プロデューサーじゃ」
「ふふっ、プロデューサーさん。私のもう一つの夢はご存知ですよね」
「……それは」
「はい、とろくてのんびり屋で何も出来ない私ですけど、生涯プロデュースしてくださいね」
「……あぁ、勿論だ!」

 4度目のキスは二人の生涯を誓うキスとなった。

「あずささんて、あの、初めてなんですよね?」
 俺は注意深く聞いた。トップアイドルに聞く質問としては、とても失礼な質問だがそれは仕方がない。
あずささんは最初びっくりしたような顔、そして次にぷうっとほっぺたを膨らました拗ねた顔をして、その
質問に答える。
「もぅ、失礼ですよ〜。プロデューサーさん。バッドコミュニケーション、失格です〜」
「いや、でも、ほら、これはこれからやる事にとっても重要な……」
「じゃっ、プロデューサーさんは初めてですか?ふふっ、真似しちゃいました」
「そ、それは、勿論。って、何を言わす…………すみませんでした」
「私も……同じですよ……すみません。プロデューサーさん」
 二人でくすくすと笑う。でも、正直安堵した。俺より一つ年上のあずささん。そのあずささんは純潔だった。
何よりもそれが嬉しい。

「また大きくなってますね〜」
 そういうと、あずささんは俺の目の前で屈もうとする。
「あの、もう口ではいいから……」
「そうなんですか〜。ん〜。ちょっと残念」
 てへっと笑うあずささんが自分の頭をこつんと一つ叩いた。もうちょっとやって欲しかったが、それでは俺も
もたない可能性がある。名残惜しいが仕方がない。
「それよりも後ろを向いて、そこに手を突いて……さっきと同じ格好をしてもらえますか?」
「えぇ〜!それって……ん、ん〜〜。わかりました〜」
 あずささんの丸くて白いお尻が目の前に突き出される。丁度、後背位のような格好だ。俺は後ろから
あずささんの陰唇の周辺を丹念に舐め上げる。
「ふわあぁあ、そんな、いきなり……やぁ、あっ、……舐めちゃだめですよぉ〜。汚い……です」
「汚くなんかない。とても奇麗です。あずささんのここ」
 感じすぎて困っているあずささんの救いを求めるような視線を無視し、既に洪水状態になっている
茂みの中に舌を這わせていく。
「コンサート終わったばかりで……その汗、かいています。……あぁっ……だ、めぇっ」
 抵抗は最初だけだった。次第に快楽に抵抗できなくなり、腰ががくがくと震える。ひくひくとしている
それは、行為を催促しているかのようだ。

「あ、あの……もう……もう私……欲しい……です」
 振り返ったあずささんの目が虚ろだった。とろんとした目にアイドルとしての気丈は既になかった。充分に
準備の整った膣口に固く大きく誇張したモノを擦り付ける。
「恥ずかしいですよぉ〜。あっん……やっ、……そこ……んんっ……気持ち……いいです」
《くちゅ、くちゅ、くちゅっ、……ちゅく、くちゅ、くちゅ》
 薄暗い中に陰部が擦れ合う音だけが響く。時折、あずささんの甘い吐息がそれに混じっていく。
「お願い……です。もう……じらさないで……んん、あぁぁ〜……優しく」
 もう、充分に俺を受け入れる準備が整っていた。それに、これ以上待たせるのには無理だ。
「行きますよ。あずささん」
「は、はい。よろしくお願いします」
「もう、レッスンじゃないんだから」
「はっ、はい〜。……はぁ……だめですね。私」
「ゆっくりと挿れますから」

 男根が膣内にゆっくりと挿入されていく。充分に濡れているとは言え、まだ男の人を受け入れたことのない
あずささんの膣内はとても狭く窮屈だった。
「あっ、くっ、いっ……たい」
 途中でコツンと壁に当たる。これが恐らくあずささんの処女の証だろう。苦しんでいるあずささんには
申し訳ないと思ったが、多少激しく腰を突き入れる。
「がっ、あっ、あぁぁぁぁぁああ、プロデューサーさん、プロデューサーさぁん」
 痛みに耐え、懇願しているあずささんを多少強引ではあったが、根元まで挿入する事ができた。鮮血と
白い液体が痛みが混じったものが、太ももの辺りに流れ落ちる。
「大丈夫でした?」
「……んっ、んんっ、暫らく……休ませて貰えれば……大丈夫……です」
 痛みが引くまで二人はしばらくその格好のままで待っていた。
「ふうっ、ふぅっ、ふぅ……もう……そろそろ……大丈夫です。お腹の中にいっぱい、いっぱい
プロデューサーさんが入っているみたいですね」
「少しだけ痛みが和らいだみたいですね。痛かったら直ぐに言って下さい。中止しますから」
 そういってゆっくりと出し入れを開始する。痛みを引くのを待っていたせいか、あずささんのそこは
少しずつ潤滑が良くなってきているようだった。

「な、何だか……裏側が擦れて……ふあぁ、……気持ちが……良く……なってきました」
「ここですか」
「は、はい……あ、ふあぁぁぁあああっ!!」
 少しずつ淫靡に酔いしれていくあずささんの大きな胸を、後ろからリズムに合わせて揉みしだく。
ぶるんぶるんと揺れるおっぱいが街灯に照らし出されて震えた。
「あぁぁん、何だか……急に……少しおっきくなったみたいです。はぁあああん!ああっ!!」
「……激しく、行きますよ」
「はいぃ……はっ、激しくですね。……してくださいぃ」
 既にそこは充分に濡れ、あずささんに快楽と快感を与え始めていた。

《パン、パン、パン、パンッ!》

「あっん、激しいですぅ〜……そ、そこ……ふぁああん……もっと、気持ちいいです〜!」
 既にあふれ出した愛液を掻き出すように、俺のモノが膣内を動き回る。その行為一つ一つに敏感に
反応していくあずささん。もう、俺もあずささんも限界が近かった。
「あ、あああああっ!ふぁ、んんっ、もう、ダメです……いっちゃい……そう……です」
 中指の先で優しく敏感なクリトリスを刺激すると、今までにないくらい膣内がきゅうっと収縮し、俺の
モノを熱い液体が包み、締め上げた。
「俺も……もう……限界です」
「ダメ……もう、いっちゃいます……私、我慢できないっっ!!」
「くぅっ!!」
「あっ、はっ、んんっ、んんんん!!……はぁああああああん!!!」
 あずささんの長い髪が夜空に跳ねた。それと同時に俺もあずささんへの思いをたっぷりと放出した。
 
 その後、俺とあずささんは打ち上げをドタキャンし、近くのホテルのスウィートで一晩を明かした。それから1ヶ月後、
三浦あずさは突然の芸能界引退を発表、それと同時に元プロデューサーの俺との婚約会見を行なった。
始めは大騒ぎとなり、俺もあずささんも親戚の家や友人の家にと姿をくらます位の騒ぎとなったが、時の流れがそれを
徐々に風化させ解決してくれた。

《そして今では……》

「だめですよ〜。可愛いアイドルさんに手を出したら〜」
「馬鹿、そんな事するわけないだろ。仕事だ、仕事。金の為!それに……」
「それに?」
「こんな可愛い奥さんをプロデュースできるんだから、もう俺にはこれ以上の何もいらないよ」
「ふふっ、信じちゃっていいんですか?信じちゃいますよ〜」
 日本一の元トップアイドルを日本一の嫁さんにプロデュースしている最中だ。



【おしまい】


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